印象派とエリック・サティ!

皆様こんにちは!

ソフトバンク津山小田中店です!

さて、今回ご紹介する音楽は「エリック・サティ」です!
ちょっと長文になりすみません。🙇‍♀️

フランス印象派音楽で有名な人は、まず誰でも知っているラヴェル、ドビュッシー等が挙げられますが、サティはそれらの超有名音楽家に大きな影響を与えた音楽家です。サティの音楽に関して、一番有名な曲は「あなたが欲しい」(ジュ・トゥ・ヴー)という曲で、誰もが一度は耳にした事がある曲がありますが☺️、サティをこの曲だけで終わらせるのは勿体無さすぎます!疲れた時、癒されたい時、常にすぐそばに居てくれるのがサティの音楽です☺️。「ジムノペディ」「グノシエンヌ」等々、サティはそれまでの交響曲等の大規模な音楽に異を唱えた音楽家で、ピアノ1台での曲、若しくは小編成の重奏を中心に作曲した人です。つまり、どこにでも持ち運べる様な小品が多いです。ロマン派では人間の感情を現す為の音楽でしたが、サティは、「ただそこに音があるだけ」というスタンスを変えず、「ミニマリストの音楽」と言えます。これが現代音楽や環境音楽になっていきました♪

フランス印象派の特徴を書く前に、クラシック音楽の歴史を簡単に振り返りたいと思います。時系列順でいくと

・バロック(バッハ、ヴィヴァルディ、ヘンデル等)🌈

・古典(モーツァルト、ヴェートーヴェン、ハイドン等)🔥

・ロマン派(チャイコフスキー、マーラー、シューマン、リスト等)⛅️

・印象派(ラヴェル、ドビュッシー、フォーレ等)☃️

古典までと印象派の違いとしては、和声(和音の流れの事で、コード進行とも呼ばれる)と和音(2つ以上の音が同時に鳴っている事を和音と言います。コードとも言います)です。🌟

古典までは、例えば「ドミソ」の音を同時に鳴らすと「Cコード」という音になりますが、完全に調和した和音です。調和しているという意味は、耳に心地よい和音という事です☺️。ほとんど完全調和の和音だけで出来ている音楽が古典までです。🎻

それに対し、印象派は例えば「ソ♭ミシ♭レ♭」で「C7♭5♭9」という和音を使います。こういう音は「不協和音でも無いけど、完全に調和した和音でも無い」という独特のサウンドを生み出し、更にそれまでのコード進行の規則を破りました。メロディーもコード進行に紐づいている為、メロディーも独特な物になりました。そこに出来上がった音楽とは「夢を見ている様な音楽」となりました。「なんだこの音楽は!」と、当時の聴衆を惹きつけて止みませんでした。🎻

一方、伝統音楽の人々からすると、印象派は「音楽の冒涜者」であり、「反逆者」でした。和声の規則は無視する。メロディーの規則も無視する。🎺
しかし、絵画の歴史と同じ様に「完成された物を根本から崩す」というのは、それが無いと新しい物が生み出せません。サティはじめ印象派が取り組んだ内容がそれであり、芸術という物が進化する姿勢を果敢に見せたのが「エリック・サティ」だったと言えます。🎹

長々と申し訳ありませんでした。
皆様もサティをぜひ聴いてみてくださいね!

それではまた次回お会いしましょう!!